2017年01月30日

風花やあてずつぽうに曲る角

外は寒い

風花が時おり舞っている

寒いのだけれど なんとなく歩いてみたい

そんな気分に抗えず 1月のある日

ふらりと外に出た



灰色の雲が空を覆い 通りには誰もいなかった

しんとしたなかを あてもなく歩き始めた

特に周りを見るでなく さりとて考え事をするでなく

ゆっくり歩き続けた



そんなに広い町でもないし

小さいときから住んでいる町でもあるので

どの道もどの路地もよく知っている道であり

一度は通った道である



足の向くままに歩き続け

さして意識もせず とある角を曲がったときに

道路に面した生垣に すばやく走りこむ子供の背中が一瞬見えた



その服装 その姿かたちを

ずっと昔に見たことがあるような不思議な気分に包まれた



母親の具合が悪いと家から連絡があったから

すぐ帰宅するように

授業中に先生からそう告げられ

僕は学校から家まで走り続けた



朝家をでるときはいつもと変わらない母だったのに

その後何があったのだろうか

具合が悪いって 今母はどんな状況なんだろうか

どうかなってしまったらどうしよう

不安で胸がふさがりそうになりながら

家まで走り続けた

曇った空の下 通りには誰もいなかった

不思議な気もしたけれど いつもそうだったような気もした

ただ 風花が舞っていた 寒さは感じなかった



家まで近づき とある角を曲がった瞬間

言いようのない気配

悪寒というのか 感覚に直接ぶつかってくる薄気味悪さを背中に感じて

反射的に僕は道路わきの垣根の隙間に飛び込んだ





■掲出歌 / 高田正子









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2017年01月29日

新年快楽!

辞旧歳不忘故友
 
迎新年恭祝安康
   
爆竹声捎去問候
   
除夕夜迎祥纳福 



過ぎた年に別れを告げても、古き友のことは忘れない

互いの健康と繁栄を祈り新年を迎える

その声は爆竹の音にかき消され

大晦日の夜は幸せに過ぎていく







中国をはじめとする中華圏の国では

旧正月(春節)を新年として祝います。

今年の旧正月は1月28日でした。




posted by 昨晩 at 23:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 本日のお言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

人が見た気でいたものを 僕はこの目でしかと見た

本当 を見るのは辛い



知らなかった で通せるなら通したい

だけど 遠からず

それは見えてくる

じわじわと いろんな形をとって迫ってくる

そしてあるときふいに気がつくのだ

なにかおかしいと

これはひょっとしたら

本当 じゃないかと






つきかげに いろはえて はなとさく 

ふきあげの ふりそそぐ なみだあめ







posted by 昨晩 at 01:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 本日のお言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月28日

偶然とは、努力した人に運命が与えてくれる橋です。

お互いが思っていようがいまいが

そうなるときは そうなるし

そうならないときは ならない。

そういうふうに決まっている。



だけどごくまれに

なんとかしたいという強い思いと行動が

ならないはずのものをなるようにしたかにみえるときがある。



だから なにもしない のではなく

「だけど やる」 ということに

ひたむきになれるし

そのことじたいに 意味が出てくる。







こうやっていつも

くりかえしたにちじょうも

なくなってしまうんだね



そしてまた

あたらしいことがおこるんだ

きみにも ぼくにも



                            ■銀色夏生






posted by 昨晩 at 21:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 本日のお言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月26日

失いし時間あまりに多くしてもはや生命の果ての断崖

さてどうしたものか



自分には関係ない

関係あるにしても もっとずっと先だと

勝手に考えていた



だから何も考えていなかった



さて どうしたものか

いまさら昔に返れるわけもなく

やり直すわけにもいかない



できることは

これからをどうするか

今 をどうするか だ



泣いて暮らすより

笑って暮らしたいよな



どうしたら笑って暮らせるかな

答えは出ているし 知ってるよな



いつだって 答えはわかってる

あとは やるかやらないか だ







■掲出歌 日高敬


posted by 昨晩 at 23:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 本日のお言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

日常はあるまま非情に流れゆく在りたる人の在らざるとても

時薬(ときぐすり)という言葉がある。



文字通り時間が負の感情を癒してくれることだ。

忘れさせてくれる とか なかったことにしてくれる

紛らわせてくれる ということではない。



負の感情と正面から向き合い

それを受け入れようとする心の状態になるのだ。



「時薬が効いてくる」

それはつまり、再び歩き出す ということでもある。



効いてくるまでに要する時間は 人それぞれだし

心が背負った負の感情の大きさにもよる。



しかし、時間がかかろうとも

必ず時薬は効いてくる。

そして 誰にでもこの時薬は処方される。



だから負の感情を恐れず、逃げず

負の感情と一体になって一定の時間を過ごし

その後に また歩き出そう。







■掲出歌 小林敬枝





posted by 昨晩 at 01:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 本日のお言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月18日

違ってはいるが、劣ってはいない。

自己評価が低いと

「人と同じでない」というだけで

自分はダメだ、自分は能力がない などと

自分を卑下し、落胆する。



しかしそれはまったくの勘違いであり

誤った考え方だ。



「人と同じでない」というのは

文字通り「同じでない」というだけの話だ。

それは違いではあるかもしれないが

能力や可能性、素質の優劣ではない。



また、ときにその違いは「誤差の範囲」とか

「正常値の幅の中」程度の違いでしかないこともある。



自己評価が低いと

自分の欠点(と思い込んでいるだけだが)を過大過剰に見る傾向があるので

余計にマイナス感情の振り幅が大きくなる。



「違い」は優劣ではなく、「個性」と考えればよい。



人と違うがゆえに、あなたである。

あなたがあなたであるゆえんは、あなたがほかの人と違っているからだ。

みんな違って、みんないい

と金子みすずも言っているではないか。

違っていることで、いちいち落胆することはない。








posted by 昨晩 at 00:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 本日のお言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月09日

やがて雪は花びらに変わる

私の20代は猛吹雪ですた。

来たる30代はどうなるのでせう?




ハリケーン。

50代で、いとしめやかになる!




ハリケーン・・・・・・

先生、乗り切る為のお言葉を下さいませ。





二十代、三十代はだれでも疾風怒濤の時代だ!

乗り切れるか、脱落するかは君次第だよ。

答えは君の心の中にある・・・



あわれわれ死なんと欲す、

あわれわれ生きむと欲す、

あわれわれ、亡びたる過去のすべてに



涙湧く。

みそらの彼方から

風が吹く・・・





心得ました。

こんな遠い異国の果てでお別れするなんて本当に辛いのですが

また会う日までごきげんよう。





10代で既にハリケーンなのですが





大事なことは、どんな時でも

決して自分を売らないことだ!

そして辛抱強くやることだ!

・・・やがて雪は花びらに変わる・・・







posted by 昨晩 at 19:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 本日のお言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

日のくれは君の恋しやなつかしや息ふさがるるここちこそすれ

陽気で、坦々として、

そして自分を売らないこと。



わが魂の願うことであった!







かつてはそんな風になりたいと思ったが

なれなかった。

すべて自分と正反対のことばかりだった。

自分を偽るのは苦しい。

しかし、素の自分を見せ付けられるのは

もっと苦しい。








おまえの訃報に遇うまでを、浮かれていたとはどうもはや・・・



風が吹く、

あの世も風は吹いてるか?

熱にほてったその頬に、風をうけ、

正直無比な目をもって

おまえは私に話したがっているのかも知れない。



あの世からでも、僕から奪えるものでもあったら奪ってくれ・・・





私はその日、人生に

椅子をなくした・・・




雪の華   中島美嘉 投稿者 showakayo






posted by 昨晩 at 19:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 本日のお言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

磯ゆけば浪きてわれの靴跡を消せりわれはた君忘れ行く

新しい何かを手に入れるには

古い何かを手放さなければならない。



その手に何かを掴みたいのなら

今持っているものを放さなければならない。



昨日と違う景色を見たいのなら

今いる場所から動かなければならない。



今までと違う結果が欲しいのなら

今までと違う行動をしなければならない。



変わりたいと思うなら

変わるような行動をしなければならない。

自分の足で新しい一歩を踏み出さなければならない。

もし歩くことができないのなら

這ってでも今いる場所から動かなければならない。



動くこと、変わること、転がること

なんであれ「今までどおり」「昨日と同じ」から

離れていくことだ。

そして、それを続けることだ。



歩き続けた人が、一番遠くまで行ける。

続けた人だけが、手に入れることができるものが ある。




LOVE 〜Destiny〜   浜崎あゆみ 投稿者 showakayo




posted by 昨晩 at 19:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 本日のお言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

もう一度

一月の空は高く澄んで

風は穏やか

街外れの霊園には訪れる人もなく

シンとしている。



様々の人生の終点がここに静かに眠っている。

その人なりの波乱や劇的な出来事があったにせよ

それらは全部無事に収束して

今は静かだ。



そう、すべては小さなことで何とかなるものなのだ。



人は先が見えないと不安になるが

ここにくれば先は見えたも同然。

不安になることもない。



さあ、安心して心穏やかに生きよ。

こうして多くの人がお前の生き様を見ている。



人はいつだって穏やかに生きるべきだし

生きることができる。

ただ、それを時として忘れてしまうことがあるだけなのだ。







かなしからずや、ばらの花

花は散りても花の香は

なほも名残に匂ひけり



せつなからずや、人の恋

恋は失せても思ひ出は

ながく心にのこりけり。




posted by 昨晩 at 18:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 本日のお言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月08日

人が本当に死ぬのは、その人のことを覚えている人がいなくなったときだ。

身近であればあるほど

その人との思い出がたくさんある。

いろんな場面でのその人の言葉や振る舞いを覚えていて

懐かしく、時にほろ苦く思い出す。

そうしているうちは

その人は生きている。



死んではいるが生きている。



死者はその人のことを覚えている人がいる限り生きている。





永遠の命は無いし

永遠に生きたいとは思わない。

ほどほどがいい。

そういう意味で

33回忌というのはいい頃合だと思うのだ。







posted by 昨晩 at 23:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 本日のお言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月04日

新しき明日の来るを信ずといふ 自分の言葉に嘘はなけれど

自分の気持ちに嘘はない。

けれど、結果的に嘘になってしまうのは

どうしたわけだろう。



自分に宣言なんかしなければいいのに

お調子者の僕は今日も自分に宣言するのだ。





あの頃はよく嘘を言ひき。 平気にて嘘を言ひき。 汗が出づるかな。



何となく自分を嘘のかたまりの如く思ひて目をばつぶれる            
   
                                       

もう嘘をいはじと思ひき―それは今朝― 今また一つ嘘をいへるかな



今までのことをみな嘘にしてみれど 心すこしも慰まざりき








posted by 昨晩 at 00:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 本日のお言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月02日

行く道に 花の咲かない 道はなく

2017年が明けた。

今年もまた色々なことが起こるのだろう。

そのたびに、喜び、悲しみ、分け合い、耐えて

自分の糧にしていくことができたら、いい。

苦も楽も人生の彩り。

人に助けられ、時に人に寄り添い

豊かな人生になればいい。






posted by 昨晩 at 22:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 本日のお言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする